top of page

今まで本当に詳しく書かれている

石留めの書はありませんでした

 

 この書を出すきっかけになったのは、彫り留めの技術はいままで親方に弟子入りし5~10年をかけ学び、プロとして1人前に育っていくことがほとんどでした。現在は、この縦社会の構造が少しずつ崩れていく中でいろいろな場面において、どうすればいいのか困ったときに、教えてもらえる人がいなかったり、この仕事に関しての本もほとんどなく、あっても基礎の技術だけしか書いていませんでした。この仕事にたずさわろうと思っている人たちにも、知りたいと思う事を出来るだけわかりやすく説明した書を出そうと思いここに至りました。

 

 

 

いろいろな方法の中で自分にあった

やり方を見つける

 

 特に注意していただきたいのは、この時は絶対にこれだという事はないので、今まで皆さんが学んできた事と違うことがあるかもしれません。指導する人が違うといろいろなやり方、考え方が違うように。いろいろな場面において多くの留め方、方法を知っておくことは損にはならないと思います。いろいろやってみて自分のものにしていって下さい。

石留め職人をめざしている方へ

 

 この書は専門学校で学んだ人や今現在職人として活躍している人を対象にして書いてあります。読んでいただければ、どんな品物がきても臆することなく仕事が出来、本当のプロ(石留め職人)として育っていって、もらえると思っています。

自信を持って石留めの仕事を!

 

 私の考えではジュエリーの世界では彫り留め職人ほど重要なポストはないと思っています。なぜなら、いくら良いデザインで飾り職人が上手に作っても最終的に彫り留めが良くなければすべて台無しなのです。(少々造りが悪くても彫りや石留めでカバー出来ますがその逆はありえません)良くも悪くも最終工程である彫り留め、石留めで決まるといって間違いない事実です。自信を持って仕事されることを願います。

bottom of page