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爪留めと彫り留めの技法

 

この書は本としては小さめのA5サイズ(148mmX210mm)・143ページに、写真約360点、図・イラスト約300点を使い、石留め作業に必要な事柄をわかりやすく説明しています。各章の詳細は目次の内容のページを参考にして下さい。

第一章  石留め用道具と作り方

 

基本的な道具の紹介と作り方、今は一般的に使われている超硬タガネですが、ここでは作りやすい赤・青タガネの中でもいろいろな場面で必要な、曲線用毛彫りタガネや平タガネ等を学んでほしいと思います。タガネ、ドリルの刃の研ぎ方にもひとくふうを・・・

第二章  石留め・爪留め

 

今までの技法書で詳しく書かれていなかったタガネによる爪留めをいろいろな石について詳しく書いてあります。特に中石留めは高価なこともあり、石によっては彫り留めより神経を使わなくてはならないと思っています。爪の形によっても、注意する事がたくさんあります。どうしたらキズにならないように気をつけるかなどを。説明しています。

第三章  フセコミ・レール留め等

 

フセコミ、レール(カリブル)留めは、最近よく使われる留め方です。石の合わせ方や仕上げ方により綺麗さに違いが出てきます。石枠の種類によっても注意しなくてはならない事を含め説明しています。

第四章  彫り留めにはいる前に

 

片切タガネ、毛彫りタガネによる、基本的な彫り方と方法をサンプル写真を使いながら紹介しています。自分流の彫りやパターンを見つけてほしいと思います。タガネと小槌に慣れていない方は、爪留めを含めた石留め作業の前に、この章の銅板での練習と併せてタガネの使い方を学ばれる事をおすすめします。

第五章  彫り留め

 

彫り留めの種類はいろいろありますが、ほとんど地金に埋めて留める方法です。爪になる部分の残し方、作り方、仕上げ方の違いで呼び方も変わってきます。綺麗に仕上げるための方法(石合わせ方を含めた)や端の処理、残った地金部分にいれる彫りなどを説明しています。

石留めサンプル写真

 

各章ごとに参考になるようなサンプル写真を載せてあります。いつも手もとに置き、それ以上の仕上げが出来るようになってほしいと思います。

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